うみログ IoT海洋モニタリングシステム
海の見える化 海象データをいつでもどこでもチェックできる
気候変動による海洋環境の変化は漁獲量や養殖生産量に大きく影響しています。漁業者の高齢化や担い手不足が課題となるなかで、経験だけに頼らないIoTによる客観的なデータを用いた「海の見える化」が必要とされています。
IoT海洋モニタリングシステム『うみログ』は、海上に設置して水温や水位、画像などのデータを観測するシステムです。ピンポイントな観測データをスマートフォンからチェックでき、リアルタイムな漁場の状況を把握。『うみログ』は漁業者の「だったらいいな!」を手軽に提供するIoT海洋モニタリングシステムです。
こんな課題はありませんか?
■自分の漁場の情報をもっとタイムリーに知りたい
■採水で海のデータ化はしているが手間がかかる
■海を分析するために、もっとデータがとりたい
■観測器は高価なので手が出せない
■設置やメンテナンスが大変
うみログでお悩み解決!
■海象データを30分間隔で自動収集
かんたん設置
かんたんメンテナンス
・ケーブルはワンタッチで着脱
・装置交換も簡単
かんたんアプリ操作
スマートフォンでいつでもどこでもモニタリング
水温や水位、画像などのデータをスマートフォンでチェック可能です。
※機能・画面イメージは予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。
専用サイト(うみログPro)でデータ分析
パソコンでの詳細な閲覧が可能な上、データをCSV形式でダウンロードできます。
海洋データのグラフ表示やCSVファイルでダウンロード
各所の画像を確認
GPS搭載でマップへ自動プロット
アクセスログを確認
商品情報
分類 | 仕様 | |
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LTE/4G回線 | ||
カメラ部 | 標準 | イメージセンサー:1/2.9” プログレッシブ CMOS 解像度:1920×1080 夜間撮影可能:30mまで有効な赤外線照射器内蔵(IR LED2個内蔵) |
オプション | 水中カメラも対応可能 | |
センサー部 | 標準 | 水温センサー(単層・多層) GPSセンサー |
オプション | 水圧・フロート・クロロフィル・溶存酸素・塩分濃度・濁度・流速なども測定可能 | |
電源部 | ソーラーパネル:DC12V 5W) バッテリー:DC12V 7.2Ah |
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防水規格 | IPx7相当 |
※性能改良、部品の生産中止等の理由により形状・仕様を変更することがあります。
システム概要
さまざまなオプション機能
クロロフィル他センサー
水中カメラ
動画の記録
魚類養殖における給餌機との連動
実績
研究開発ネットワーク
当社の海洋IoTシステムは、研究機関や大学・高等専門学校と技術連携や現場実証を行い開発しております。
開発したシステムは、すぐに研究機関の実証フィールドで現地実証し、トライアルアンドエラーを重ねながら、現場ニーズにあったシステムへと進化させていきます。
経済産業省
2020~2022年度 「地域・企業共生型ビジネス導入創業促進事業補助金」(IoT海洋観測機による海苔養殖業の品質お よび所得向上の実現事業)
三重県
2020-2022年度 「次世代型海藻養殖による豊かな伊勢湾再生事業」
いろんなシーンで活躍中!
海苔養殖
■ 水温変化による本養殖時期検討
■ 水圧フロートセンサーによる網干出時間の把握
■ クロロフィルセンサーによる色落ち予測
■ 塩分濃度観察による病気予防
■ 画像による食害対策や収穫時期検討
魚類養殖
■ 溶存酸素センサーによる赤潮発生予測
■ 画像や水温変化による給餌活性確認
牡蠣養殖
■ クロロフィルセンサーによる実入り把握
■ 水温・塩分濃度・溶存酸素観測によるへい死の回避
真珠養殖
■ 水温・塩分濃度・溶存酸素観測によるへい死の回避
定置網
■ 加速度センサーや動画による波高確認で出船判断
■ 水中動画による漁獲状況把握
実証の成果
ノリ養殖
■ 黒ノリ(スサビノリ)と青ノリ(ヒトエグサ)養殖は三重県の冬季基幹漁業
■ 近年、高水温、異常潮位、栄養塩不足や食害による生育不良や品質低下が問題
うみログを設置して
養殖開始前や高潮位発生時のアクセス数の変化
■ 海況変動に連動した養殖業者の関心が窺え,データが養殖管理に有効に活用されたことが示唆された
水温情報による養殖開始時期の決定(浮き流し式漁場)
潮位変動のモニタリング
(支柱式漁場)
養殖開始前や高潮位発生時のアクセス数の変化
■ 海況変動に連動した養殖業者の関心が窺え,データが養殖管理に有効に活用されたことが示唆された
提供:三重県水産研究所 鈴鹿水産研究室
協力:三重県漁業協同連合組合様 三重県内各漁協様
うみログ画像データによる食害状況の把握
真珠養殖
■うみログで収集したDOセンサーの数値によって貧酸素の早期発見につながった
斃死のリスクを回避し、早期対策をとることができた
協力:片田真珠養殖漁協研究会の皆さま
魚類養殖
■マダイのいけすに水中カメラ設置し、うみログで定期的に動画を撮影
水中カメラの画像により魚の斃死を発見、早期対応につながった
協力:長栄丸様
牡蠣養殖
■種苗の育成、養殖、出荷まですべて汽水湖である白石湖でおこなっている
■降雨などによる川の増水や、潮の干満により頻繁に塩分濃度が変化する環境で、自動昇降機能つきのうみログでモニタリング中
協力:畦地水産様